コロナ禍からのより良い復興をめざして
YGMF Vol.3_Session 1「コロナ禍からのより良い復興をめざして」
Moving Forward with Confidence
フランク・ヤン / Frank Yang, CMP, CEM, PMP, DES
KINTEX ディレクター、コンベンション・マーケティング
Director, Convention Marketing, KINTEX
株式会社八芳園 取締役社長 / President, HAPPO-EN Co., Ltd.
パシフィコ横浜 取締役兼営業推進部長
Executive Director, PACIFICO Yokohama
パシフィコ横浜、KINTEX、八芳園はそれぞれ会議場、展示場、ホテルと立場は違えども、同じく「会場」をビジネスの中心にすえています。コロナ禍でイベント開催に様々な制約が発生する中で、どのような打開策を打ち出してきたのか、お話を伺いました。
KINTEXのフランク氏は、KINTEXならびにCOEXなどの施設やPCOが導入したハイブリッドスタジオなどの設備、業界団体の支援によるデジタル人材育成、展示会と連携したショップチャンネルの配信といった、主にオンライン化に向けた官民の取組をご紹介いただきました。また、業界団体一丸となった政府へのロビー活動により、規制をかけつつも安全な展示会ビジネス再開を実現してきたというお話が印象的でした。
一方、八芳園・髙橋氏は、コロナが問いかけた「人材不足」の課題から、八芳園で進められてきたオペレーション改革についてご紹介いただきました。デジタル要素をもっと取り入れ、アナログ要素を最小化、参加者に選択肢を与えるイベント形式にシフトしていくのではないか、と予測します。そのなかでも「間(あわい)」という日本文化の思想を取り入れ、自社開発のハイブリッド・イベント・プラットフォーム、非接触のサービスマシン、参加者が自然とソーシャルディスタンスを取り入れられるようなテーブルなどを導入し、 「間×DX」のコンセプトのもとコロナ禍のイベントを実現してきた、とのこと。リソースが限られるなかで俊敏さを持って対応するには、いかにパートナーの力を借りるかも大事と言います。また「総合プロデュースカンパニー」として、八芳園という場所にとらわれず、海外も含んだ他地域でのプロデュースを手掛けるという展開力にも感心させられたお話でした。
Pitch 1 「GBAC STAR™」認証プログラムのご案内
川村 育太郎 / Ikutaro Kawamura
サクラインターナショナル株式会社 事業推進室 室長
Chief, Business Promotion Office, Sakura International inc.
第3回横浜グローバルMICEフォーラムでは、Session1、Session2の後にPitchタイムを設けました。これに続く休憩中に、フォワイエエリアで water cooler chat と題した意見交換の場を設け、Pitchでご紹介いただいた内容を、参加者の皆さんと共に、もっと深掘りしていただこうという魂胆です。
Pitch 1にはサクラインターナショナルの川村氏にご登場いただきました。
「Trust the Science behind the Seal」のスローガンのもと、バイオリスクの専門家によって確立され、精査された第三者認証として、サクラインターナショナルでは「GBAC STAR」を推薦。日本代理店として、日本でGBAC STARを取得した40施設ほどのうち、3割程度の申請を扱っているとのこと。
このピッチでは、申請項目、申請までのプロセスまで簡潔にご紹介いただきました。